有料老人ホームのメリット・デメリット
多くの方がご存知かと思いますが、老人ホームにはいくつかの種類があります。
どの施設もそれぞれにメリット・デメリットがあり、入居者やそのご家族はいくつもの施設から自分に合った場所を自由に選択することができます。
今回はそんな老人ホームのそれぞれメリット・デメリットをご紹介します!
【介護付老人ホーム】
・メリット
- 24時間の介護サービスが受けることができ、万が一の緊急時も安心できる
- 介護認定を受けていない高齢者から、要介護の高齢者まで症状や受けたいサービスに合わせて選べる
- 月々の費用がある程度一定のため、予算計画が立てやすい
- 居室が大きいところが多く、ご夫婦での入居も検討しやすい
・デメリット
- 入居時の初期費用が他よりも高め
- 外部の介護サービスが受けられない
- 多種多様な特色があるため、施設選びの際迷ってしまう
- 自立生活が出来る人にとっては介護サービス費用が無駄になってしまう
【住宅型有料老人ホーム】
・メリット
- 自立生活が可能な高齢者から介護度の高い高齢者まで入居が出来る施設が多くある
- 様々なイベントやレクリエーションが行われている(施設によって内容は異なります)
- 施設内の設備やサービス面で多く施設のから選ぶことができる
・デメリット
- 月々の費用がほかの施設より高めの場合が多い
- 入居当初から介護状態が重度になってしまうと、継続した入居が困難になる場合がある
- 要介護度が高くなるにつれ、サービス費用が高額になってしまう
【グループホーム】
・メリット
- 認知症に関して専門スタッフによるケアを受けることができる
- 認知症の方もいきいきとした生活が出来る
- 共同生活を送ることで日々、刺激のある生活をすることができる
・デメリット
- 認知症の方が誰でも入居できるとは限らない
- 要介護度が上がってしまうと退所しなければならない場合がある
- 共同生活が苦手な方には不向きである
【サービス付き高齢者向け住宅】
・メリット
- 自由度の高い生活を行うことが可能である
- 居室は基本的に完全個室のため利用者のプライバシーが確保される
- 施設自体が多いため、選択肢が多い
- 初期費用が比較的に低額で済む場合がある
・デメリット
- 要介護度が上がってしまうと退所しなければならない場合がある
- 施設ごとにサービス内容が異なり、自分に合った施設の適切な選択が難しい
- 介護サービスを受けるときは、別途外部の事業者との契約が必要になる
- 夜間体制が他施設に比べると弱い
【介護老人保健施設】
・メリット
- 公的施設のため、費用が比較的安い(初期費用が不要)
- 満足のいくリハビリサービスを受けることができる
- 専門スタッフの設置基準があり、より専門的なケアが実施される
・デメリット
- 退所できると判断されてしまうと継続した入居が不可能になる
- リハビリサービスの時間が多く、入居者の自由時間が少ない
- 原則としてターミナルケア(終末期看護)は受けることができない
【特別養護老人ホーム】
・メリット
- 介護度が高くてもスムーズに入居することができ、なおかつ長期間の入居が可能
- 公的施設のため、費用が比較的安い(初期費用が不要)
- 専門スタッフの設置基準があり、より専門的なケアが実施される
・デメリット
- 介護度が要介護3以上でないと入居することができない
- 医療処置が行うことができず、退去しなければならない可能性がある
- 入居希望者の方が多く、入居まで時間がかかる場合が多い
【最終的な選択はみなさま次第】
老人ホームはご紹介したようにメリット・デメリットが多く存在し、検討中の方からお探し中の方は入居する予定の方に一番適している施設をお探しいただくことが重要です。
「月々の費用がやすいところ!・イベントが多いところ!」といったように、どこか一点だけを注視するのは避けたほうがいいでしょう。
せっかくの楽しいホームでの生活です。
資料や体験入居等を上手く活用して、より自分に適した施設を見つけるのも一つの手段になります。
各施設のメリット・デメリットはもちろん、施設の特色にも目を向け検討し、一番自分に適していると思える施設を選んでいきましょう。